日本古代学研究の最前線Ⅴ
生田キャンパス
吉村武彦/忽那敬三/中村友一/黒済玉恵/山路直充/矢越葉子/加藤友康/西本香子/
講義詳細
忽那敬三(クツナケイゾウ)明治大学博物館学芸員(考古部門)1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、「ゴーランドが見た古墳と明治期の日本」(『古代学研究』196,2012)、「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)、『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。
中村友一(ナカムラトモカズ)明治大学文学部専任講師1992年4月明治大学文学部史学地理学科日本史学専攻入学、1997年4月法政大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程入学、2000年4月明治大学大学院文学研究科史学専攻日本史学専修博士後期課程進学、博士(史学)。
黒済玉恵(クロズミタマエ)東村山市遺跡調査会副主任東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。東京都北区・東村山市等で埋蔵文化財調査に従事。『東村山市史資料編(考古)』(共著、2001)、『狭山丘陵における遺跡の動向と東の上遺跡』(『埼玉考古』43、2008)
山路直充(ヤマジナオミツ)市立市川考古博物館学芸員日本考古学。国分寺とその瓦研究の牽引者。近年では、文字瓦から墨の研究に重心を移す。『国分寺における寺院地と伽藍地』『古代』(110、2001)、共著『日本古代道路事典』(八木書店、2004)
矢越葉子(ヤゴシヨウコ)明治大学研究・知財戦略機構研究推進員お茶の水女子大学比較日本学研究センター研究プロジェクトに従事。
加藤友康(カトウトモヤス)明治大学大学院文学研究科特任教授1948年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は日本古代史。東京大学史料編纂所において『大日本史料』の編纂と正倉院文書の調査研究に従事。編著『古代文書論―正倉院文書と木簡・漆紙文書』(東京大学出版会)、『日本の時代史6』(吉川弘文館)他多数。
西本香子(ニシモトキョウコ)明治大学情報コミュニケーション学部兼任講師明治大学大学院博士課程卒業。文学博士。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。最近の論文に「源氏物語の音楽―光源氏の琴(きん)とその相承を中心に―」(原岡文子・河添房江編『源氏物語煌めくことばの世界』翰林書房2014年4月)がある。
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