弥生時代の遺跡を語るⅥ
明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
石川日出志
-日本文化, 講義詳細
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概要
弥生時代とは、稲作農耕を基盤とする社会が成立してから前方後円墳が出現するまでの時代です。しかし、一口に弥生時代といっても地域ごとにかなりその姿・内容が異なります。本講座では、そうした地域ごとの弥生時代の実像を、代表的な遺跡を取り上げながら解説します。これまで本シリーズでは、北部九州~山陰~北陸と、日本海側を西から東へと辿り、2016年度は東海地方を取り上げました。そこで今回は、いよいよ私たちのお膝元の南関東を取り上げます。南関東は、弥生時代前期から中期初めまでと中期中頃以後とでは、生業も、集落景観も、墓制も違い、社会が大きく転換します。また、後期になるといったん「しぼみ」を見せたのち、後期中頃から古墳時代社会への助走が本格化します。その一連の過程を具体的な資料に基づいて解説します。
講座期間
2017/04/19~2017/11/29
講師概要
石川日出志(イシカワヒデシ)明治大学文学部教授1954年新潟県生まれ。専門は日本考古学・弥生時代。弥生時代併行期に日本列島各地で展開した文化の多様性と相互の関係性を読み解くことが現在の課題。主な著書に、『農耕社会の成立』(岩波書店)、『「弥生時代」の発見弥生町遺跡』(新泉社:以上単著、以下共著)、『図解・日本の人類遺跡』(東京大学出版会)、『シンポジウム弥生時代の考古学』(学生社)、『考古資料大観1弥生・古墳時代土器1』(小学館)など。
アクセス
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