皇子たちの人生

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)

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講義詳細

講義詳細
講座名
皇子たちの人生
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
ご存知(ぞんじ)のように、『源氏物語』には、幾人(いくにん)もの皇子(おうじ)たちが登場します。 まず第一に、主人公の光源氏が皇子です。その光源氏の兄で桐壺帝(きりつぼてい)の次の天皇の朱雀帝(すざくてい)も、物語の序盤(じょばん)では、皇太子(こうたいし)(東宮(とうぐう))の地位にある皇子でした。さらに、その朱雀帝の次の天皇の冷泉帝(れいぜいてい)も、登場したときには、実は光源氏の息子でありながら桐壺帝の息子ということになっている、運命の皇子でした。 また、若紫(わかむらさき)の父親の兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)も、藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)の兄の兵部卿宮も、光源氏の弟の螢兵部卿宮(ほたるひょうぶきょうのみや)も、末摘花(すえつむはな)の亡(な)き父親の常陸宮(ひたちのみや)も、宇治(うじ)に暮(く)らす八(はち)の宮(みや)も、紛(まぎ)れもなく皇子です。彼らが「宮」と呼ばれているのは、彼らがそれぞれ皇子であるからに他なりません。 では、彼ら『源氏物語』の皇子たちの人物造型には、王朝時代に実在した現実の皇子たちの人生が、どのくらい反映されているのでしょうか。 王朝時代の皇子たちのことは、実のところ、われわれ現代人の間ではあまりよく知られていないのではないでしょうか。例えば、現実の王朝時代には何十人という数の皇子がいたということなども、意外とはっきりとは理解されていないように思います。そして、何十人もいた皇子たちの大多数は、天皇になることのない人生を歩んだわけですが、そんな天皇になれなかった皇子たちの人生がどのようなものであったのかも、あまりよく知られてはいないのではないでしょうか。 この講座では、『源氏物語』という物語をより深く楽しむために、現実の王朝時代のたくさんの皇子たちがそれぞれどのような人生を送ったのかを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。
会員価格
4,500円
一般価格
5,000円
講座期間
2017/09/19~2017/11/21
開講時間
14:00~15:30
曜日
講座回数
3回
定員
50人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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