王朝貴族社会のお仕事
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
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大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
概要
「光源氏って、いつもふらふら遊んでいたの?」
「光源氏や頭中将(とうのちゅうじょう)は、天皇のいる御所(ごしょ)(内裏(だいり))に行って何をしていたの?」
「宮中(きゅうちゅう)にたくさんいた女性たち(女房(にょうぼう)たち・女官(にょかん)たち)は、どんな仕事をしていたの?」
「そもそも、天皇や上皇(じょうこう)(院(いん))は、何か仕事らしい仕事をしていたの?」
王朝時代の女流文学を代表する作品として知られる『源氏物語』ですが、その『源氏物語』を読んでいると、いろいろと疑問に思うことが出てきたりしませんか。しかも、ふと疑問に思ったことが、市販の注釈書や入門書を読んでみても、あまりすっきりと解消されずに、もやもやっとしたまま残っていたりしていませんか。
『源氏物語』が誕生した王朝時代は、今から千年もの昔ですから、その王朝時代については、われわれ現代人は、まだまだあまりよく理解していなかったりするものです。そして、『源氏物語』をめぐる疑問は、しばしば、そのまま王朝時代という時代についての疑問だったりもするのです。
特に、『源氏物語』に登場する男女のたくさんの貴族たちの日常生活に関する疑問は、その多くが、実際の王朝貴族たちの日常生活を理解しないと、なかなか解消されないかもしれません。そして、王朝貴族たちの日常生活の中でも、彼らの日頃の仕事というのは、『源氏物語』を読んだだけでは、けっしてわからないものなのではないでしょうか。
この講座は、王朝時代入門として、あるいは、少し変わった『源氏物語』入門として、天皇や上皇をも含む王朝貴族たちについて、彼らがどんな仕事をしていたのかということを、丁寧に解説していきます。
講座期間
2017/08/06~2017/09/10
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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