仏教美術の東漸~シルクロードから奈良へ~
早稲田大学エクステンションセンター
中野校
大橋一章(早稲田大学名誉教授)森美智代(東京藝術大学特任研究員)
-教養その他, 講義詳細
-中野校, 大橋一章(早稲田大学名誉教授)森美智代(東京藝術大学特任研究員), 早稲田大学エクステンションセンター, 講義詳細
概要
古代インドで発祥した仏教文明は、東漸の過程で中国仏教文明として装いを新たにし、さらに朝鮮半島を経て日本へと伝えられました。仏教伝来史はすなわち異文明の受容史であるといえましょう。本講義はこのような視点から、それぞれ奈良美術と西域美術を専門とする二人の講師がリレー形式で行い、シルクロードから奈良にいたる仏教美術の変遷の諸相を探究します。今期は、奈良美術の殿堂である法隆寺をとりあげます。奈良編では白鳳時代から千三百年つづく伽藍の成り立ちと、その伽藍よりさらに古い飛鳥時代の仏像について詳しく説き明かします。シルクロード編では飛鳥美術の源流である中国南北朝時代の美術をとりあげ、漢民族と異民族の文化がせめぎあい融合する中で、法隆寺美術の原型が育まれていく様相を俯瞰します。
【主な講義内容】
・法隆寺の建立(1)(2)
・法隆寺の彫刻(1)(2)(3)
・中国北魏の仏教美術(1)胡風の時代
・中国北魏の仏教美術(2)漢化をめぐって
・中国北朝後期の美術
・中国南朝の美術(1)(2)
講座期間
2017/04/11~2017/06/20
講師名
大橋一章(早稲田大学名誉教授)森美智代(東京藝術大学特任研究員)
講師概要
専門は仏教美術史、東洋・日本美術史。早稲田大学東アジア「仏教」文明研究所所長等を歴任。『寧楽美術の争点』、『日本の古寺美術〈4〉薬師寺』、『聖徳太子への鎮魂 — 天寿国繍帳残照』、『奈良大和路』、『天寿国繍帳の研究』、『飛鳥の文明開化』、『図説 敦煌 — 仏教美術の宝庫 莫高窟』、『法隆寺・薬師寺・東大寺 論争の歩み』等著書多数。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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