◎材料(2人分)
菜の花 | 1束 |
油揚げ | 1枚 |
(A) だし汁 | 1と1/2カップ |
(A) めんつゆ(3倍濃縮) | 大さじ4 |
【作り方】
(1)菜の花は長さを半分に切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、水気をおさえて7㎜幅に切る。
(2)鍋で(A)を煮立て油揚げを加え、中火でひと煮する。菜の花を加えてさっと煮る。火がとおったらそのまま冷ましてできあがり。
[菜の花はこんなにエライ]
春を代表する野菜・菜の花は、抗酸化力が高いとされるアブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、小松菜など)のなかでも、抗酸化成分・グルコシノレートの含有量がダントツに豊富。特に、つぼみの部分に多く含まれています。
また、独特のほろ苦さは、ケンフェロールという成分によるもので、これも抗酸化作用が高いポリフェノールの一種です。抗酸化成分は細胞のさび=老化を防ぐのに大きく貢献。免疫力を高めて、風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなるのをはじめ、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ作用で、認知症の予防にもつながります。
[菜の花の調理のコツ]
菜の花に豊富なビタミンB群とビタミンCは水溶性なので、損失を最小限にするため、さっと手早くゆでるか、蒸し器や電子レンジを利用しても。アクが少ないのでそのまま炒めてもOKです。
取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室