応募は定員の5倍。飛行機使ってまで受講したい理由

からくり部員のロボット教室@芝浦工業大学

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つきっきりで手厚いサポート

講座では子供たちが1つのテーブルに2人に座り、その前に立ち膝の学生が専任で1人ついて、常に3人チームで行動する。「トイレ!」と声を上げる子供たちにはトイレに連れて行ってくれるなど、外野席の両親は文字通り“外野”状態である。ここまで手厚いサポートをやってくれるとは、驚きである。

本講座の参加対象は小学生1年生から6年生までの子供たちだが、見た感じだと1年生から3年生が中心のようであった。それを18歳・19歳の学生がつきっきりで面倒を見てくれている…そんな印象だ。そんな優しくて頼もしいお兄さんとお姉さんに甘えている様子もあちこちで見られてほほえましい光景だった。もっぱら、お兄さんとお姉さんは事故やけが無いように「席から離れないでね」「もう少し待っていてね」と、気配りが大変だ。

 

精鋭メンバーの緊急オペも

作ったものを動かしてみようと席を移して、仕上げの作業を行う子供たちと一緒に、クライマックスを前にして、外野席に座っていたご両親が一気に動き出すのだ。…となると、そこは撮影会場に代わる。出来上がったロープウェイを、今日のために学生が手作りした台に設置して、グループごとに順番に試走させるのだ。

しかし、手厚いサポートのもとにつくったものでも、動作がおかしかったりうまく走行できないものがでてくる。そんな時は“処置室”にいる“ドクター”のところに持ってくれればすべて解決するのだ。運営メンバーの精鋭たちが2人、3人がかりで緊急オペを行う。講座の時間内にぜったいに作ったものを完成させるという強い志で、子供の笑顔のために調整や修理を行う。治療が終わった“マイゴンドラ”をもって“ドクター”へ「ありがとう」とお礼を言って試走場へと向かっていくのである。

〔今日の名言〕司会を務める学生が言ったヒントを伝えるときの言葉

“ヒミツのワザを教えてあげよう”

〔受講生の今日イチ〕鳥取から飛行機に乗って受講に来たという親子

〔大学のココイチ〕充実した設備と自立した学生の運営力は準備から後片付けまで含めて、“プロの仕事”といっても大袈裟ではない手際の良さでした。

取材講座データ:からくり部員のロボット(教室芝浦工業大学公開講座)

文・写真/まなナビ編集室

 

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