公開講座とは
公開講座とは、大学などが正規在籍者ではない一般市民に向けて公開する講座のこと。オープンカレッジやエクステンション講座ともいわれる。
文部科学省の調査によれば、大学・短期大学における公開講座は、年間約4万弱開講されており、受講者数は約160万人にのぼる(’13年度)。
講座の内容は人文教養系、語学系、育児・医療・福祉系、芸術系、社会問題系、スポーツ系……など多岐にわたり、開催期間も1日のものから半年・1年コースまで、さまざま。対象者も子供から地域住民、一般市民向けなど、幅広く門が開かれている。
公開講座、人気の理由
全体的に公開講座の開設講座数は年々増加し、受講者数も増えているといえるが、その理由は、しっかり学びなおしたい人から、知的好奇心を満たしたいという人まで、自分の興味・関心や学びたいペースに合わせて選べることも大きい。予習復習あるいは予備知識が必要なものもあるが、準備不要で気軽に学べる内容のものも数多くある。
あらゆる知が集まる大学だからこその本格的な講座が、1回1,000円から3,000円程度で受けられるのも魅力だ。無料で開講される講座もある。
公開講座以外にもある、大学での学び
大学が地方や企業に講師を派遣する「出張型」の講座も増えている。
また、正規在籍者と同じ講義を1科目から聴講できる「聴講生」「開放授業(公開授業)」(ただし単位は認められない)や、単位が認められる「科目等履修生」などを準備している大学も数多い。
さらに、もっと専門性の高い教育を受けたい人や、資格を得たい人、専門的な知識を身に付けたい人など向けに、ビジネススクールやなどの『専門職大学院』、『キャリアカレッジ』や『○○研究所』などの独立した組織を設置し、独自のプログラムを提供している大学もある。
公開講座を受講するには?
大学ごとに、大学のパンフレットを請求するか、大学ホームページで講座を探すのが一般的。ちなみに、本サイト「まなナビ」では、ジャンル、講師名などから、全国の大学を横断して講座を探すことができる。 講座への申し込みは、各大学で方法はさまざまだが、ホームページから申し込める大学が多い。FAX、郵送で受け付ける大学もある。本サイトで興味のある講座を見つけたら、関連リンクから所定のページをチェックしよう。
文・写真/まなナビ編集部