定番の菜の花の辛し和えにマヨネーズをプラスすることで、栄養の吸収がさらに向上。辛子に含まれるアリルイソチオシアネートは、唾液の分泌を促して消化を助けます。
◎材料(作りやすい分量)
菜の花 | 1束 |
(A) マヨネーズ | 大さじ1 |
(A) しょうゆ | 小さじ1 |
(A) 練り辛子 | 小さじ1~1と1/2 |
【作り方】
(1)鍋にたっぷりの湯を沸かして塩少量(分量外)を加え、菜の花をさっとゆで、冷水にとって水気を軽く絞る。
(2)菜の花は食べやすく切り、合わせた(A)であえてできあがり。
[菜の花はこんなにエライ]
春を代表する野菜・菜の花は、抗酸化力が高いとされるアブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、小松菜など)のなかでも、抗酸化成分・グルコシノレートの含有量がダントツに豊富。特に、つぼみの部分に多く含まれています。
また、独特のほろ苦さは、ケンフェロールという成分によるもので、これも抗酸化作用が高いポリフェノールの一種です。抗酸化成分は細胞のさび=老化を防ぐのに大きく貢献。免疫力を高めて、風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなるのをはじめ、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ作用で、認知症の予防にもつながります。
[菜の花の調理のコツ]
菜の花に豊富なビタミンB群とビタミンCは水溶性なので、損失を最小限にするため、さっと手早くゆでるか、蒸し器や電子レンジを利用しても。アクが少ないのでそのまま炒めてもOKです。
取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室