チンギス・ハーン―その過去と現在

早稲田大学エクステンションセンター
中野校
大野旭(静岡大学教授)

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講義詳細

講義詳細
講座名
チンギス・ハーン―その過去と現在
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
【1】チンギス・ハーンを生んだ遊牧民チンギス・ハーンは遊牧民が生んだ英雄である。言い換えれば、遊牧社会から誕生したからこそ、世界帝国を創造できたのである。では、遊牧とはどんな生業であろうか。遊牧民はどんな生活をし、いかなる価値観を抱いて居るのか。第一目は、モンゴルのテムジンという男の生い立ちを語り、遊牧社会の中で、チンギス・ハーンという指導者に成長していく歴史を振り返る。【2】世界帝国の創造ばらばらの遊牧民を統一した男、テムジンことチンギス・ハーンは世界征服を目指してユーラシア大陸を西へと、南へと進軍。それは、いにしえの匈奴や突厥(テュルク)が辿った路でもあった。世界最大の帝国を建立した秘訣はどこにあるのか。帝国はどのような原則で運営されていたのか。また、衰退した原因はどこにあるのかについて、探求する。【3】チンギス・ハーン崇拝とその遺産チンギス・ハーンのモンゴル帝国は歴史の彼方へと過ぎ去っていったが、その政治的・文化的遺産は今日まで脈々と継承されている。世界の秩序の原型もモンゴル帝国が作った、と歴史家に言われているほとであるが、その実例について再考する。また、日本でも「義経がチンギス・ハーンになった」という伝説があるくらい、世界各地にチンギス・ハーン崇拝の活動が見られるが、その目的と現代的な意義について考える。
会員価格
8,748円
一般価格
10,060円
講座期間
2018/06/08~2018/06/22
開講時間
15:00~16:30
曜日
講座回数
3回
定員
講師名
大野旭(静岡大学教授)
講師概要
大野旭
静岡大学教授
中華人民共和国内モンゴル自治区(南モンゴル)出身。モンゴル名はオーノス・チョクト、中国名は楊海英。『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(2009年、岩波書店)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋)、『チベットに舞う日本刀―モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中央公論新社)等著作多数。

住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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