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江戸・東京の住まい|明治大学リバティアカデミー|加藤隆

講義詳細
講座名
江戸・東京の住まい
大学
明治大学リバティアカデミー
キャンパス
駿河台キャンパス
概要
巨大都市東京を、豊かでゆとりのある暮らしの場とする、一つの手がかりとして、江戸以来の伝統文化の見直しがある。しかし、現在、江戸270年と明治大正昭和の70年が創りだした江戸・東京の文化は、グローバルな文化の波に呑み込まれ、日常の暮らしの中では薄れつつある。【春期テーマ「江戸の住宅」】 江戸の街は江戸城城下町として計画的に造られた。時代の変遷と共に当初想定された規模より拡大することを余儀なくされ、大震災、空襲という二つの試練を超えて、東京の都市計画へとつながってきた。しかし250年余りの間、多くの町民達の暮らしの場であった下町も長屋も、基本的には変化はなかった。その中で形成された下町の暮らしの文化は、貧しいながらもゆとりのあるものであった。豊かでありながらゆとりの少ない東京の暮らしを、より豊かにするために、江戸の下町や長屋の暮らしから学べるものがあるのではないだろうか。【秋期テーマ「東京の住宅」】 江戸から東京への移行は政治社会においては大きな変革があった。しかし下町の庶民の暮らしや住まいの変化は緩やかなものであった。社会経済の変化に対応して武家社会に置き換わった山手の市民は、欧化の影響を受けた新しい都市生活をつくりだしていった。緩やかな変化を急激に転換したのは、関東大震災であり、東京大空襲であり、そして、その事後対応であった。その背景には、東京の大都市化、経済産業の躍進、それらに対応した都市建築政策の変化があった。その中で市民の住宅も、市民の文化の変化とともに大きな変化を遂げ、現在に至っている。
会員価格
30,000円
一般価格
講座期間
2017/04/15~2017/12/09
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
12回
定員
40人
講師名
加藤隆
講師概要
加藤隆(カトウタカシ)元明治大学理工学部教授・東京建築塾塾頭1935年、東京生まれ。1963年、東京大学大学院建築学専門課程修了。工学博士。1961年、オリンピック東京大会組織委員会事務局嘱託。1965年、明治大学工学部建築学科専任講師。2005年、東京建築塾塾頭に就任。専門領域は、都市施設計画論、あそび場論、江戸東京学、都市設計、建築設計。
住所
東京都千代田区神田駿河台1-1
アクセス
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩3分/東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅2番出口より徒歩3分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B1出口より徒歩5分/都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5出口より徒歩5分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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