講義詳細
講座名
日本政治外交史を見る視点
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
現在まで、日本政治史という言葉でイメージされてきたのは、政党政治の発展・挫折・復活を基軸とする民主化の流れと、「文明化」や交流・平和と結びつけられがちな国際協調の流れであった。その二つが結びついて近代日本の「明るい」側面が描かれ、そこからの脱線・転覆として、戦争や植民地という「暗い」時代も描かれてきた。しかし残念ながら、それらは「戦後」という時代に作られた自画像ともいうべき性格を免れない。現代の日本が激しい「歴史認識」をめぐる摩擦に直面している今、国際政治学的諸理論、特にナショナリズム論をベースに、「日本人」や「韓国人」「中国人」という国民意識そのものが、いかに近代において誕生し編成されていったのかという観点から、こうした明暗の二項対立自体を歴史化していく。国際政治とそれが社会に及ぼした衝撃を歴史学的に把握しつつ、国民という枠組み自体を歴史の産物とするようなグローバルヒストリーの見地から、四つの開国を中心にダイナミックな日本をめぐる歴史の見方を提示したい。
会員価格
11,664円
一般価格
13,413円
講座期間
2018/01/31~2018/02/28
開講時間
10:30~12:00
曜日
水
講座回数
4回
定員
24人
講師名
浅野豊美(早稲田大学教授)
講師概要
浅野豊美
早稲田大学教授
1964年福島県生まれ。東京大学教養学部卒業後、同大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術・国際社会学)。専門分野は東アジア国際関係史、日本政治外交史、国際関係論。著書に『帝国日本の植民地法制―法域統合と帝国秩序』(名古屋大学出版会)、『南洋群島と帝国・国際秩序』(慈学社出版)などがある。
早稲田大学教授
1964年福島県生まれ。東京大学教養学部卒業後、同大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術・国際社会学)。専門分野は東アジア国際関係史、日本政治外交史、国際関係論。著書に『帝国日本の植民地法制―法域統合と帝国秩序』(名古屋大学出版会)、『南洋群島と帝国・国際秩序』(慈学社出版)などがある。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。