講義詳細
講座名
人物で知る第一次世界大戦
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
2014年に開戦百周年を迎えた第一次世界大戦(1914〜18年)は、歴史上の様々な人物の運命を変えた。大戦中に挫折したり、非業の死を遂げた人々もいれば、大戦をきっかけとして、あるいは大戦経験を経て、その後の歴史に多大な影響を与えた人物もいる。この講義では、第一次世界大戦にかかわった君主・政治指導者・軍人の人物像を描きながら、大戦の推移を歴史的にたどる。取り上げるのは、まずはロシア革命で皇帝の座を追われたニコライ二世とその家族の悲劇的な運命である。次に、海相として戦争遂行に積極的に携わった若きチャーチルの奮闘と挫折を描く。続く第3では、そのチャーチルが立案したダーダネルス作戦(1915年)を指揮したイギリス軍のハミルトンと迎え撃ったトルコ軍師団長ムスタファ・ケマル(後のトルコ共和国建国の父)、それぞれの明暗を見る。次いで第4では、1914年の西部戦線に話を移し、独仏の軍事指導者モルトケとジョフルの開戦からマルヌの戦いまでの行動と判断を吟味する。最終では、その西部戦線で一兵卒として戦ったヒトラーの大戦経験とその経験の第二次世界大戦への影響を考察する。また、本講義では、文字資料だけではなく、当時の世相や見方を知るのに役立つ雑誌・新聞の諷刺画を紹介する。さらに、ドキュメンタリー・映画・小説なども必要に応じて紹介し、第一次世界大戦の多面的な理解を促す講座としたい。
会員価格
14,580円
一般価格
16,767円
講座期間
2017/07/18~2017/08/29
開講時間
15:00~16:30
曜日
火
講座回数
5回
定員
24人
講師名
飯倉章(城西国際大学教授)
講師概要
飯倉章
城西国際大学教授
1956年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、修士(国際関係学、国際大学)、博士(学術、聖学院大学)。専門は国際関係史で、日露戦争、第一次世界大戦、黄禍論、諷刺画などを研究。著書に『第一次世界大戦史』(中央公論新社)、『黄禍論と日本人』(中央公論新社)、『日露戦争諷刺画大全』(芙蓉書房出版)など。
城西国際大学教授
1956年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、修士(国際関係学、国際大学)、博士(学術、聖学院大学)。専門は国際関係史で、日露戦争、第一次世界大戦、黄禍論、諷刺画などを研究。著書に『第一次世界大戦史』(中央公論新社)、『黄禍論と日本人』(中央公論新社)、『日露戦争諷刺画大全』(芙蓉書房出版)など。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。