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神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座 日本ナショナリズムの解剖学その3|神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター|橘川俊忠

講義詳細
講座名
神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座 日本ナショナリズムの解剖学その3
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
横浜キャンパス
概要
日本を万国に優れて価値ある国だとする論理は、近世の初期儒教思想家の主張の中に胚胎していた。日本において、儒教は中国渡来の外来思想であった。自らを世界の文明の中心とする中華思想と分かちがたく結合したその儒教思想を受容するにあたって、自らをどう位置付けるかは日本の儒教思想家にとっては無視することのできない重大問題であった。自らを東夷と位置付けるものがいる一方、自分達こそ中華であると主張する儒学者も現れた。日本型中華思想あるいは儒教的日本主義とでもいうべきこの主張は、様々な変異を伴いつつ、幕末の尊皇攘夷思想へとつながっていく。そして、そうした儒学者の思想的営為は、軍国日本の公式イデオロギーを形成するにあたって、再度呼び出され、その重要な要素の一つとなった。本講座では、近世の儒教思想の展開の中で、儒学者達がどのような論理によって日本を第一とする論理を組み立てていったかを検討する。
会員価格
6,300円
一般価格
7,000円
講座期間
2017/11/4~2017/12/9
開講時間
14:40~16:10
曜日
講座回数
6回
定員
50人
講師名
橘川俊忠
講師概要
神奈川大学名誉教授・1945 年生まれ。東京大学法学部卒業。専門は日本政治思想史。著書に『近代批判の思想』(論創社)、『歴史解読の視座』『日本の民俗学者 ― 人と学問』(以上、共著、御茶の水書房)、『奥能登と時国家研究編2』(平凡社)、『終わりなき戦後を問う』(明石書店)、『丸山眞男「日本政治思想史研究」を読む』(日本評論社)などがある。
住所
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
アクセス
東急東横線「白楽」駅より徒歩13分/東急東横線「東白楽」駅より徒歩13分/JR東海道線「横浜」駅西口ターミナル横浜市営バス1番乗場より「神奈川大学入口」下車/横浜市営地下鉄「片倉町」駅前から横浜市営バス2番乗場より「神奈川大学入口」下車
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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