講義詳細
講座名
朝鮮近代史Ⅰ─大院君政権から3・1独立運動まで
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
18世紀以降変革の機運が熟していた朝鮮社会に対して、19世紀半ば以降外圧もにわかに強まっていった。開国が朝鮮社会の変動を加速していくなかで、様々な思想や運動が生まれ、甲申政変、甲午農民戦争など体制変革をめざす動きも現れた。日本は、日清戦争や日露戦争などを通じて主権侵害と侵略を繰り返し、1910年、「韓国併合」によりついに朝鮮を植民地支配下におく。1919年、日本の支配に抗して勃発した3・1独立運動は、無名の民衆が独立を求めて立ち上がることによって、それ自身、民族が亡びなかったことの証明であり、まさにそのようなものとして、名実ともに民衆自身を主体とする新たな民族解放運動の起点でもあった。この講義では、極端に厳しくなっていく国際環境のなかで、決して独立をあきらめることのなかった朝鮮民衆自身の動きに注目し、大院君政権成立前後から3・1独立運動に至る近代朝鮮の歴史を、朝鮮社会に内在して説明してゆく。
会員価格
14,580円
一般価格
16,767円
講座期間
2018/05/19~2018/06/16
開講時間
15:00~16:30
曜日
土
講座回数
5回
定員
講師名
松本武祝(東京大学教授)李相旭(青山学院大学非常勤講師)
講師概要
松本武祝
東京大学教授
東京大学教授。1960年福島県生まれ。東京大学農学部卒業後、同大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。専門分野は、近代朝鮮農村史。著書に、『植民地権力と朝鮮農民』(社会評論社)、『朝鮮農村の〈植民地近代〉経験』(社会評論社)などがある。
李相旭
青山学院大学非常勤講師
博士(農学、東京大学)。専門分野は朝鮮近現代史。早稲田大学では2013年と2014年に「朝鮮近代史を学ぶ」を担当。論文に「植民地朝鮮における墓地規則改定(1919年)について」(『歴史学研究』、2014年2月)などがある。
東京大学教授
東京大学教授。1960年福島県生まれ。東京大学農学部卒業後、同大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。専門分野は、近代朝鮮農村史。著書に、『植民地権力と朝鮮農民』(社会評論社)、『朝鮮農村の〈植民地近代〉経験』(社会評論社)などがある。
李相旭
青山学院大学非常勤講師
博士(農学、東京大学)。専門分野は朝鮮近現代史。早稲田大学では2013年と2014年に「朝鮮近代史を学ぶ」を担当。論文に「植民地朝鮮における墓地規則改定(1919年)について」(『歴史学研究』、2014年2月)などがある。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。