『正法眼蔵』に学ぶ|早稲田大学|粟谷良道（駒澤大学講師）

『正法眼蔵』に学ぶ

早稲田大学

早稲田校

本講座で学ぶ『正法眼蔵』は大部の書であると同時に極めて難解な書であるとも言われています。深い宗教的な思索から発せられる言葉が縦横無尽に用いられており、『正法眼蔵』の世界を理解することは容易ではありません。そのような『正法眼蔵』の世界を、できるだけ丁寧に解説し、少しずつ読みすすめていきます。今期は「即心是仏」の巻を講読します。この巻に説かれている「即心是仏」の教えは、中国禅宗の祖師が用いた教えとされますが、この「即心是仏」の教えを誤って用いられることが多いと言われており、この巻は、その誤りを正すために著された巻と言われています。その教えがどのように誤って用いられているのか、その誤りを道元がどのように批判し正しているのか、「即心是仏」の教えに示されている心と仏の関係を、道元の修行体験にもとづく宗教的な世界として、講義の中で明らかにしていきたいと考えています。

29,160円

33,534円

2017/10/03～2017/12/12

13:00～14:30

火

10回

粟谷良道（駒澤大学講師）

粟谷良道
駒澤大学講師
1953年滋賀県生れ。駒澤大学仏教学部卒業後、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門分野は、禅学、仏教学。曹洞宗宗学研究所研究員、曹洞宗総合研究センター専任研究員、主任研究員を経て現在に至る。著書に共編『道元引用語録の研究』(春秋社)、編著『禅語録傍訳全書』第7巻〜第9巻(四季社)などがある。

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