講義詳細
講座名
乳母たちの栄華
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
『源氏物語』には、幾人(いくにん)かの乳母(めのと)たちが登場します。すなわち、光源氏の乳母たち・若紫(わかむらさき)の乳母・明石の姫君の乳母・玉鬘(たまかづら)の乳母などです。そして、こうした乳母たちは、しばしば、物語の展開において、かなり重要な役割を果たします。
ところで、物語に乳母たちが登場するのは、もちろん、現実の王朝貴族社会において数多くの乳母たちが活躍していたからに他なりませんが、そうした現実の乳母たちは、具体的に、どのような役割を果たしていたのでしょうか。例えば、一口に「乳母が若君や姫君を養育した」と言っても、実際に、どの程度までのことをしたのでしょうか。また、乳母と実母との間には、若君や姫君の養育をめぐって、どのような役割分担があったのでしょうか。
この講座では、『源氏物語』という物語をより深く楽しむために、王朝時代の乳母たちについて、その役割や立場などを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。
会員価格
4,500円
一般価格
5,000円
講座期間
2017/04/18~2017/06/20
開講時間
14:00~15:30
曜日
火
講座回数
3回
定員
30人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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