講義詳細
講座名
日中戦争全史1915-1937
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
1915年の対華21カ条要求の強要から「前史」が始まったことを明らかにする。そして、田中義一内閣による山東出兵、治安維持法体制の強化、関東軍による張作霖爆殺と真相の隠蔽などが集中して発生した1928年は、日本が満州事変・日中戦争へと突き進む「前夜」への転換点になったことを明らかにする。戦争「前夜」の段階に進んだ日本は、1931年9月18日の関東軍の謀略による柳条湖事件で満州事変を開始、以後15年におよび中国侵略を拡大していった。いっぽう1937年7月7日の盧溝橋事件を契機に陸軍は華北での戦争を開始するが(北支事変)、それを8月9日に謀略による大山事件を仕掛けて戦争を上海へと波及させ、さらに中国の首都南京への空爆作戦を敢行して陸軍による南京攻略戦の先鞭をつけ、日中戦争を全面戦争(日支事変)へと拡大させたのは海軍であったことを明らかにする。
会員価格
29,160円
一般価格
33,534円
講座期間
2018/04/09~2018/06/18
開講時間
15:00~16:30
曜日
月
講座回数
10回
定員
講師名
笠原十九司(都留文科大学名誉教授)
講師概要
笠原十九司
都留文科大学名誉教授
1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)などがある。
都留文科大学名誉教授
1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)などがある。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。