講義詳細
講座名
神奈川大学非文字資料研究センター主催講座 海を渡った神社とその後
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
横浜キャンパス
概要
戦前期大日本帝国が侵出した地などに造られたのが海外神社である。一口に海外神社とはいっても、その設置された地域や場所、設置者によってさまざまな場合がある。まず、海外神社とその跡地について概観する。また、海外神社の先駆けとなった琉球における琉球祭祀の再編について考える。そして、現地調査を基本にした、台湾・朝鮮半島・樺太・満洲の各地域について、海外神社(跡地)を軸に戦前期・戦後期の社会・政治体制・世相などの中に位置づけ、そのありようを見ていく。さらに、宗教史の側面から海外神社の総括を行う。
■コーディネーター:津田良樹
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2017/06/03~2017/07/15
開講時間
13:00~14:30
曜日
土
講座回数
7回
定員
50人
講師名
中島三千男(神奈川大学名誉教授)
前田孝和(株式会社神社新報社取締役総務部長、神奈川大学非文字資料研究センター客員研究員)
後田
講師概要
【中島 三千男】1944 年福岡県生まれ。神奈川大学元学長、同常民文化研究所・非文字資料研究センター客員研究員。専門分野は日本近現代思想史、主に国家神道、天皇の代替わり、海外神社等を研究。主な著作は『天皇の代替りと国民』、『海外神社跡地の景観変容』、『概論日本歴史』(共編著)など。
【前田 孝和】1950 年生まれ。皇學館大学大学院博士課程後期満期退学、ハワイ大学マノア校日本研究センター客員研究員。専攻は近現代神道史。著書(共著)に『ハワイの神社史』(大明堂)、増補改訂『遷宮をめぐる歴史』(共著、明成社)『樺太の神社』(共著、北海道神社庁)など。
【後田多 敦】1962 年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士前期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『「海邦小国」をめざして』(2016 年)、『琉球救国運動―抗日の思想と行動―』(2010年)、『琉球の国家祭祀制度―その変容・解体過程―』(2009 年)(以上、出版社Mugen)がある。
【津田 良樹】神奈川大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(学術)。専門は日本建築史。神奈川大学工学部建築学科助教(〜2017.3)。著書に『街道の民家史研究』(芙蓉書房出版)。論文に「日光社参史料からみた分棟型民家の消長」(『日本建築学会計画系論文報告集』第416 号)。「満洲国建国忠霊廟と建国神廟の建築について」(『非文字資料から人類文化へ』、神奈川大学21 世紀COEプログラム研究推進会議)などがある。
【金子 展也】2001 年に商社マンとして台湾に5 年間駐在する。駐在期間中、今なお残る神社遺蹟に遭遇し、以降14 年間に渡り、神社遺蹟と神社に関わる日本統治時代の台湾の社会について調査・研究を行う。著書に『台湾 旧神社故地への旅案内』がある。
【菅 浩二】國學院大學大学院博士課程修了。博士(宗教学)。専門は宗教とナショナリズム論、近代神道史。著書に『日本統治下の海外神社』(弘文堂、2004)、共著等に『戦争と宗教』(天理大学出版部、2006)、『招魂と慰霊の系譜―「靖国」の思想を問う』(錦正社、2013)、『明治神宮以前・以後』(鹿島出版会、2015)、The Ways of Religion: Interreligious Philosophical Dialogues,vol. 2.(Routledge/Taylor & Francis 2017) などがある。
【辻子 実】1950 年生まれ。単書に、『靖国の闇にようこそ』(社会評論社)、『侵略神社』(新幹社)。共著として、『東アジアのヤスクニズム』(唯学書房・16)、『図版で見る侵略神社・靖国』日本語版(韓国・民族問題研究所・11)、『光は闇の中に輝いている/靖国・天皇制・信教の自由 バプテスト40 年の闘い』(新教出版・10)、『武力で平和はつくれない』(合同出版・07)などがある。
住所
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
アクセス
東急東横線「白楽」駅より徒歩13分/東急東横線「東白楽」駅より徒歩13分/JR東海道線「横浜」駅西口ターミナル横浜市営バス1番乗場より「神奈川大学入口」下車/横浜市営地下鉄「片倉町」駅前から横浜市営バス2番乗場より「神奈川大学入口」下車
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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