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僧侶たちは見ていた|神奈川大学|繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)

講義詳細
講座名
僧侶たちは見ていた
大学
神奈川大学
キャンパス
KUポートスクエア
概要
『源氏物語』という物語には、幾人かの僧侶たちも登場します。そして、その僧侶たちは、物語の展開において、なかなか重要な役割を果たしていたりするのです。 例えば、光源氏の病気を治した北山(きたやま)の聖(ひじり)ですとか、若紫(わかむらさき)の大伯父(おおおじ)にあたる僧都(そうず)ですとか、光源氏と藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)との密通の事実を知っていた夜居僧(よいのそう)ですとか。そうそう、自殺し損そこねた浮舟(うきふね)を拾った横川僧都(よかわのそうず)なんかも、話の展開に欠かせない僧侶の一人ですね。
しかしながら、こうした王朝時代の僧侶たちについては、よくわからないことが多かったりしないでしょうか。
例えば、僧侶たちの独特の身分であるらしい僧都とは、どんなものなのでしょうか。「僧都」と呼ばれる僧侶は、どれくらい偉いのでしょうか。
また、「聖」と呼ばれる僧侶は、どんな位置付けの僧侶なのでしょうか。なぜ、光源氏は北山に籠(こも)る聖に病気を治してもらわなければならなかったのでしょうか。 さらに、冷泉帝(れいぜいてい)が光源氏と藤壺中宮との不倫関係によって生まれた不義(ふぎ)の子であることを知っていた夜居僧は、どうしてそんな重大な秘密を知っていたのでしょうか。夜居僧とはどんな僧侶だったのでしょうか。
そして、そもそも、『源氏物語』の書かれた王朝時代の貴族社会において、僧侶というのは、どのような存在だったのでしょうか。
この講座では、『源氏物語』という物語をよりよく理解するために、僧侶たちについて、その現実の貴族社会における姿を観察してみたいと思います。『源氏物語』の作者である紫式部や彼女のパトロンであった藤原道長がよく見知っていた現実の王朝貴族社会に出入りする僧侶について詳しく理解することで、物語の中での僧侶の存在の意味が、よりよくわかるようになることでしょう。
会員価格
5,800円
一般価格
6,500円
講座期間
2018/08/05~2018/09/02
開講時間
15:00:00~16:30:00
曜日
講座回数
4回
定員
50人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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