講義詳細
講座名
アジアの視点 その11
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
米国では「アメリカ第一主義」を掲げたトランプ氏が大統領に就任し、保護主義経済政策の傾向が強くなっている。日本は2 月に予定されている「日米首脳会議」で両国の政治・経済の政策的な調整を行おうとしている。しかし、こうした状況は日本だけが直面している問題ではない。中国も、朝鮮半島も、南アジア諸国でも同様である。まさに、アジアは大乱の中に置かれている。その理由はなぜか?
この講座では、こうしたアジア地域の拮抗する現実的状況を踏まえて、それぞれの分野における専門の研究者と実務家で構成された講師陣により、アジア地域が直面している問題に焦点を合わせて分析し、アジアの全体像を浮き彫りにしようとするものである。
■コーディネーター:郷田 正萬
会員価格
12,600円
一般価格
14,000円
講座期間
2017/05/12~2017/07/14
開講時間
16:00~17:30
曜日
金
講座回数
9回
定員
50人
講師名
比佐章一(神奈川大学経済学部准教授)
川村晃一(独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター東南アジアⅠ研究グル
講師概要
【比佐 章一】1972 年茨城県生まれ。2002 年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。横浜市立大学准教授を経て2014 年から現職。専攻は日本経済論、マクロ経済学、計量経済学。主要な著書・論文に『日本の医療改革――レセプトによる経済分析』(共著、東洋経済新報社)、「日本企業における設備投資行動の不安定性とその決定要因」(『日本経済研究』日本経済研究センター、2007 年)など。
【川村 晃一】早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ジョージ・ワシントン大学大学院国際関係学研究科修士課程修了。1996 年にアジア経済研究所入所。専門はインドネシア政治、比較政治学。2002年から2 年間ジョグジャカルタに滞在。編著で「新興民主主義大国インドネシアーユドヨノ政権の10 年とジョコウィ大統領の誕生」(アジア経済研究所、2015 年)など。一方、「フォーサイト」に寄稿するなど時事問題にも明るい。
【坪井 善明】1948 年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。フランスパリ大学社会科学高等研究院社会学博士号取得。北海道大学法学部教授を経て、1997 年より現職。ベトナム政治史・ベトナム現代政治専攻。「L'Empire vietnamien face a la France et a la Chine(1847-1885)」(L'Harmattan, Paris,1984)で渋沢クローデル賞、『ヴェトナム「 豊かさ」への夜明け』(岩波新書、1992)でアジア・太平洋賞特別賞受賞。『ヴェトナム現代政治』(東京大学出版会)、『ヴェトナム新時代、「豊かさ」への模索』(岩波新書)等、著作多数。
【小牧 輝夫】1940 年神戸生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。アジア経済研究所に入所、部長、研究主幹などを務め、その後、国士舘大学21 世紀アジア学部教授、学部長などを歴任。主要著書に『朝鮮半島――開放化する東アジアと南北対話』(編著)、『苦難の行進――金正日時代の政治経済展望』(共編著)、『経済から見た北朝鮮』(共編著)など。
【天児 慧】ここ10 年近く、自分の本来の研究対象である現代中国政治よりも、アジア地域統合、その中でも日中関係、日本とアジアなどを考え、まとめ、発信してきた。その成果として、『中国・アジア・日本』(筑摩新書)、『日本再生の戦略』(講談社新書)、『アジア連合への道』(筑摩書房)、『膨張する中国と対外関係』『アジアの非伝統的安全保障』(以上、剄草書房)、『日中対立』(ちくま新書)、『中華人民共和国史 新版』(岩波新書)などを出版。
【竹中 千春】1957 年東京生まれ。東京大学法学部卒業。専門はインドの現代政治や国際政治。東京大学法学部助手、同東洋文化研究所助手、明治学院大学国際学部教授等を経て現職。主要著書に『盗賊のインド史――帝国・国家・無法者』(有志舎)、『千春先生の平和授業/2011 〜 2012/ 未来は子どもたちがつくる』(朝日学生新聞社)、『世界はなぜ仲良くできないの?――暴力の連鎖を解くために』(阪急コミュニケーションズ)など。
【下斗米 伸夫】1948 年札幌生まれ。1978 年東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。専攻は比較政治学、冷戦史、ロシア政治。成蹊大学法学部教授を経て1988 年から現職。著書に『図説ソ連の歴史』(河出書房新社)、『日本冷戦史(1945 ~ 56 年)』(岩波書店)など。
【今西 光男】1948 年埼玉県川越市生まれ。東京大学法学部卒業。1971 年朝日新聞社に入社。大津、京都両支局、大阪社会部、東京政治部、西部社会部次長、東京政治部次長、電々メディア局ニュースセクションエディター、総合研究本部(現・ジャーナリスト学校)主任研究員などを経て、2008 年1 月定年退職。著書に『占領期の朝日新聞と戦争責任』(朝日新聞出版)など。
【郷田 正萬】東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。神奈川大学助教授、教授、法学研究所所長、アジア問題研究所所長を歴任。専門は国際政治学、アジア政治外交史。カリフォルニア大学(Berkeley/ 米国)・慶南大学(韓国)・復旦大学(上海/ 中国)の客員および招聘教授。従来は冷戦期における国際機構を中心に据えて研究し『国連の政治過程』を出版したが、現在は、朝鮮半島に焦点を置きアジアの地域統合について研究している。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。