講義詳細
講座名
スペインの聖母像-美術と信仰-
大学
上智大学公開学習センター
キャンパス
四谷キャンパス
概要
カトリックの国スペインには強い聖母マリアへの崇敬が根づいており、古くから数々の聖母像が生み出されてきました。それらの像の中には、礼拝の対象であると同時に、美術的にも優れた価値をもつものが少なくありません。この講座ではそうした聖母像のいくつかに焦点を当て、それらを美術的な観点からじっくりと読み解いていきます。それと同時に、それらの像が生み出される背景となったさまざまなかたちの聖母への信心、そしてその背後にあるスペインの社会やスペイン人の心性についても考えます。中世から聖地モンセラートに伝わる黒いマリア、スペインのカトリック精神と分かちがたく結びついたエル・グレコの「受胎告知」、キリストの受難を前に悲嘆に暮れる聖週間の「悲しみの聖母」、甘美な姿で見る者に癒しと希望を与えるムリーリョの「無原罪のお宿りの聖母」。これらの像を通してスペインの美術、信仰、歴史の一端を垣間見ることができればと思います。
会員価格
10,800円
一般価格
講座期間
2017/10/2~2017/10/30
開講時間
18:45~20:15
曜日
月
講座回数
4回
定員
40人
講師名
松原典子上智大学外国語学部イスパニア語学科教授
講師概要
上智大学外国語学部イスパニア語学科教授 専攻分野/近世スペイン美術史・著作/『もっと知りたいエル・グレコ』(共著、東京美術、2012年)
住所
東京都千代田区紀尾井町7-1
アクセス
JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅麹町口・赤坂口から徒歩5分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。