講義詳細
講座名
宗教改革とプロテスタンティズム
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
以下の点を中心にプロテスタンティズムの歴史を、社会と宗教との関係という視点から概観します。(1)中世のキリスト教社会の成立から宗教改革まで―「贖宥状」とは何であったのか地中海世界に誕生したキリスト教がヨーロッパ世界に北上し、いわゆる「キリスト教世界」を完成させるまでの歴史を概観し、その後特に神聖ローマ帝国の社会と宗教との関係を取り上げながら、なぜ宗教改革の発端となった「贖宥状」が問題になったのかを説明する。(2)「改革の改革」宗教改革と呼ばれる出来事はひとつではなく、多様性があり、ルターやカルヴァンの改革は、その後登場した「改革の改革」を主張する人々によって批判されたことを説明する。そしてプロテスタンティズムは大きく分けると、古プロテスタンティズムと新プロテスタンティズムに区別されることを学ぶ。(3)保守的プロテスタンティズム(特にドイツの例)古プロテスタンティズムの歴史的展開をドイツの歴史を中心に概観する。(4)リベラルなプロテスタンティズム(特にアメリカと日本の例)新プロテスタンティズムの歴史的展開を、イングランドやアメリカの歴史を中心に概観する。そしてそのプロテスタンティズムが日本に伝えられ、どのような影響を及ぼしたかを概観する。(5)プロテスタンティズムの将来―その現代的意義今年誕生から500年を迎えるプロテスタンティズムの現代的意義とは何かを考える。
会員価格
14,580円
一般価格
16,767円
講座期間
2018/01/11~2018/02/08
開講時間
10:30~12:00
曜日
木
講座回数
5回
定員
24人
講師名
深井智朗(東洋英和女学院大学教授)
講師概要
深井智朗
東洋英和女学院大学教授
1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了(Dr.Phil.)、博士(文学、京都大学)。現在、東洋英和女学院大学教授。専門分野はドイツ宗教思想史。著書に『パウル・ティリヒ』(岩波書店)、『プロテスタンティズム』(中公新書)などがある。
東洋英和女学院大学教授
1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了(Dr.Phil.)、博士(文学、京都大学)。現在、東洋英和女学院大学教授。専門分野はドイツ宗教思想史。著書に『パウル・ティリヒ』(岩波書店)、『プロテスタンティズム』(中公新書)などがある。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。