講義詳細
講座名
地球大気環境の変遷
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
早稲田校
概要
我々は今、大気中の二酸化炭素の増加によって温暖化の危機に瀕しています。この温暖化は大気中の二酸化炭素の増加に伴う海水温の上昇による異常気象を引き起こし、伊豆大島や広島市、そして関東平野の集中豪雨を発生させました。また「エルニーニョが発生した年は日本では冷夏とその後の暖冬」というパターンは崩れ、日本では猛暑となりました。しかし地球温暖化をもたらす二酸化炭素の大気中の量はほんのわずかです。しかしそのほんのわずかな二酸化炭素の、更にほんのわずかの増加が人類にとっての危機なのですが、実は46億年前、地球が誕生したばかりの大気には、90%をはるかに超える大量の二酸化炭素が大気中にあったのです。当時の大気の状況は、我々地球の兄弟星である金星と火星に現在も残されています。ではなぜ、どのようにして大気中の二酸化炭素は激減したのでしょうか?この謎を解き明かすことは、実はなぜ、地球だけが豊富な水に恵まれた惑星となったのか? またなぜ、地球だけが人類が棲める惑星になったのか?という疑問に答えることでもあります。太陽系のみならず、銀河系全体でみても、奇跡としか思えないような地球の歴史を紐解いてみたいと思います。講義内容は2016年度とほぼ同じですが、今年度は最も重要なエネルギー資源であり、かつ二酸化炭素増加の元凶でもある石油についてやや詳しく講義します。講義では講義資料集(約80ページ)を使い、パワーポイントも多用します。
会員価格
29,160円
一般価格
33,534円
講座期間
2017/04/11~2017/06/20
開講時間
13:00~14:30
曜日
火
講座回数
10回
定員
講師名
八木下晃司(岩手大学元教授、放送大学元講師)
講師概要
1985年、トロント大学大学院博士課程修了。Ph.D。専攻は地質学、堆積学、地球史学。学位論文ではカナダ西海岸の中生代白亜紀の地層を研究、帰国後は東北地方太平洋岸の同じく白亜紀の地層の研究に従事。岩手大学元教授、放送大学元講師。主な著作「岩相解析および堆積構造(増補・改訂版)」(古今書院 2011年)、「堆積岩石学の概要」(NSK出版 2015年)。
住所
東京都新宿区西早稲田1-6-1
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口より徒歩5分/都バス(高田馬場駅→早大正門行き)「早大正門」より徒歩1分/都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。