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映画から見るヨーロッパ|早稲田大学エクステンションセンター|安井裕司(日本経済大学教授)

講義詳細
講座名
映画から見るヨーロッパ
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
米国とメキシコの間の「壁」が作られようとしています。しかしながら、物理的な「壁」は、目に見えない「心の壁」の具体化に過ぎません。映画作品を通じて、社会にある「心の壁」を観ることで、なぜ、人は「壁」を作ろうとするのか、そして壊そうとするのかを考えていきます。【今学期授業でとりあげる予定の映画】●『マグダレンの祈り』(アイルランド):1990年代までアイルランドに実在した(「墜落」したと決めつけられた女性を矯正する)修道院を舞台に繰り広げられるドラマ。3人の女性が過酷な環境を生き抜く姿を描き、女性にたいする偏見を映し出す。●『若者のすべて』(イタリア):イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの監督作品で、都会の生活に翻弄される兄弟の姿を、アラン・ドロン、アニー・ジラルド、クラウディア・カルディナーレら若き俳優たちを起用して描いた。南北イタリアの経済格差を鋭く追求した作品。●『移民の記憶』/『インシャラー・ディマンシュ』(フランス):フランスのマグレブ(北アフリカ出身)移民の歴史と現状を描き続けるヤミナ・ベンギギ監督の2つの代表作を紹介する。講義ではいずれかの映像を用いながら、フランスの移民が直面する社会の「壁」を考える。●『オマールの壁』(パレスチナ):パレスチナ自治区のパレスチナ人青年オマールは、幼馴染みのタレク、アムジャドと共にイスラエル政府軍を攻撃する機会を狙っていた。同時に、個人的にオマールはいつか、タレクの妹ナディアと結ばれることを願っていたが、オマールがイスラエル軍に捕まったことから、3人の青年たちの友情に亀裂が生じることになる。●『ベルリン・天使の詩』(ドイツ):1980年代の「壁」があった頃のベルリン。永遠の命を持つ守護天使ダミエルは、長期間天使として人間たちを見守ってきたが、今は、「死」が不可避であっても、人間になりたいと思うようになる。そして、ダミエルは、サーカスの舞姫マリオンに想いを寄せ、東西の「壁」に隔てられた街ベルリンに舞い降りる。
会員価格
14,580円
一般価格
16,767円
講座期間
2017/07/11~2017/08/08
開講時間
10:30~12:00
曜日
講座回数
5回
定員
24人
講師名
安井裕司(日本経済大学教授)
講師概要
安井裕司
日本経済大学教授
1970年生まれ、栃木県出身。エジンバラ大学、バーミンガム大学博士課程に学ぶ。国際政治学博士(PhD)。ルーマニア・アカデミー歴史学研究所研究生、(在北アイルランド)国連大学国際紛争研究所インターン、同研究所夏期講習クラスコーディネーター等を経て、現在、日本経済大学神戸三宮キャンパス教授。

住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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