講義詳細
講座名
「科学」と「宗教」-ガリレオからホーキングまで
大学
上智大学公開学習センター
キャンパス
四谷キャンパス
概要
科学的世界観は私たちの日常的な思考にとって強固な前提となっています。他方グローバル化が進む今日、宗教的世界観もまた、諸文化の価値の多様性と人間の根本的倫理観を底支えするものとして再認識されています。実のところ、「科学」と「宗教」との関係は単なる二項対立ではありません。思想史的にも、科学的世界観の出現が宗教的思惟の牽引する「中世」にピリオドを打つ、といった単純な話ではないのです。 本講座では、近代自然科学の幕開けを象徴するガリレオ裁判、デカルトの合理主義、ルソーの学問観、ニーチェのニヒリズム、西欧近代批判を辿り、「科学」と「宗教」が織り成す複雑な問題系を探っていきます。これを踏まえて、最終回では、「科学と宗教の対立」という近代のヨーロッパに特有の図式を相対化し、ガリレオに始まる近代科学と宗教的な世界観の両者に潜む独断を批判したフッサール、ホワイトヘッド、および日本の京都学派の哲学者達の思惟を踏まえたうえで、現代の「科学と宗教の統合」を試みます。
会員価格
18,900円
一般価格
講座期間
2018/11/26~2019/01/28
開講時間
19:00~20:30
曜日
月
講座回数
7回
定員
40人
講師名
【コーディネーター・講師】佐藤直子
講師概要
上智大学文学部哲学科教授
上智大学中世思想研究所所長
上智大学中世思想研究所所長
住所
東京都千代田区紀尾井町7-1
アクセス
JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅麹町口・赤坂口から徒歩5分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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