講義詳細
講座名
291083 願文を読む―中世の信仰世界―
大学
武蔵野大学
キャンパス
三鷹サテライト教室
概要
中世の寺院社会を考える場合、信仰の担い手である武士の存在を念頭に考えなければなりません。生業(なりわい)として殺生を行う武士が、寺院に対し何を切実に願ったのか、神仏に奉納した願文(がんもん)を読み解きながら考える講座です。今回は、足利尊氏を中心に、後醍醐天皇や、尊氏の弟直義などの願文も読んでいきます。敵方の後醍醐天皇の供養や、源氏と八幡(はちまん)信仰、夢窓疎石(むそうそせき)足利氏との関係などを、神仏に祈願した内容を読み込むことで、中世寺院社会と信仰世界を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。第1回 2017/08/31 後醍醐天皇と足利尊氏の祈願。第2回 2017/09/14 安国寺・利生塔の建立と法観寺文書(ほうかんじもんじょ)。第3回 2017/09/21 武士と高野山信仰
会員価格
一般価格
4,500円
講座期間
2017/08/31~2017/09/21
開講時間
16:45~18:15
曜日
木
講座回数
3回
定員
50人
講師名
生駒哲郎
講師概要
本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員
専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。
主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。
住所
東京都三鷹市下連雀3-26-12 三鷹三菱ビル6・7F
アクセス
JR「三鷹」駅南口より徒歩1分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。