講義詳細
講座名
『承久記』を読む
大学
國學院大學オープンカレッジ
キャンパス
たまプラーザキャンパス
概要
承久合戦(承久の乱、1221年)と戊辰戦争(1868~69年)に挟まれた600年余りの時代が本格的な武士の時代、すなわち中世・近世です。『平家物語』が古代の終焉を写し取った物語であるのに対して、『承久記』は中世の到来を語る歴史叙述です。そこには、尼将軍・北条政子が大演説を行い、参戦を迷う武士たちの心を一つにまとめ、時代を突き動かしていった心躍る内容も含まれています。強き女性リーダーが、次の時代の方向性を定めていったのです。そういう意味で『承久記』は、現代的な意義を帯びていると言えます。
『承久記』の読みどころは、北条政子だけではありません。後鳥羽院と北条氏の戦いは京都と鎌倉の戦いでもあるのですが、合戦当時、京都にいた鎌倉武士もいました。つまり、どちらに付いても不思議ではなかった、板ばさみ的な武士たちです。『承久記』は、彼らの言動も活写しています。
また、承久合戦は鎌倉軍が京都に攻め上る構図であるため、北陸道・東山道・東海道の進軍の様子や途中の合戦、最終局面である瀬田(滋賀県大津市)や宇治(京都府宇治市)の合戦など、スケールの大きさも『承久記』の魅力です。 このように『承久記』は、さまざまな面から楽しめる物語です。
『承久記』の読みどころは、北条政子だけではありません。後鳥羽院と北条氏の戦いは京都と鎌倉の戦いでもあるのですが、合戦当時、京都にいた鎌倉武士もいました。つまり、どちらに付いても不思議ではなかった、板ばさみ的な武士たちです。『承久記』は、彼らの言動も活写しています。
また、承久合戦は鎌倉軍が京都に攻め上る構図であるため、北陸道・東山道・東海道の進軍の様子や途中の合戦、最終局面である瀬田(滋賀県大津市)や宇治(京都府宇治市)の合戦など、スケールの大きさも『承久記』の魅力です。 このように『承久記』は、さまざまな面から楽しめる物語です。
会員価格
20,000円
一般価格
講座期間
2018/04/20~2018/10/19
開講時間
10:45~12:15
曜日
金
講座回数
10回
定員
講師名
野中哲照
講師概要
國學院大學教授(特別専任)・博士(文学)
専門分野:日本文学(軍記もの)
専門分野:日本文学(軍記もの)
住所
神奈川県横浜市青葉区新石川3-22-1
アクセス
東急田園都市線「たまプラーザ」駅南口から徒歩約5分/東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩約20分
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。