講義詳細
講座名
山田長政の時代の伴天連(バテレン)と穆斯林(ムスリム)
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
中野校
概要
ポルトガルを中心とする西からのキリスト教徒の進出は、それ以前に東南アジア地域で形作られていたイスラム商人のネットワークと対立しました。16世紀後半から17世紀にかけての急テンポの時代の流れを追いながら、今日に至る東アジアの歴史的な特質を明らかにしていきたいと思います。【第1】7世紀以降の海路を通じる交易を展開したイスラム商人の動きと12世紀以降の新たなイスラームの動き。他方で、大航海時代に入り布教と交易のために異教世界を2分割したローマ教皇の見守る中で、旧大陸に進出したポルトガルと新大陸に進出したスペインが地球の反対側の東アジアで起こした対立抗争。【第2】ほぼ同時代に、イスラームの興隆を示すオスマン帝国の拡大とインドのイスラーム化を踏まえたムガル帝国の成立。そして、東南アジアにおけるイスラームの諸王朝(港市世界)の盛衰。【第3】イランのサファヴィー朝(シーア派スーフィズム)の東西への関心。アユタヤを背景にした東西さまざまな人々。日本人の東南アジア進出と、日本と中国におけるイエズス会の動き。【第4】インドのゴアを中心とした伴天連(バテレン)の盛衰。インドシナ半島における穆斯林(ムスリム)の後退と、忘却されたインドシナ半島のイスラム教徒のチャンパ。【第5】東南アジアの歴史をめぐる質疑と自由討論。
会員価格
14,580円
一般価格
16,767円
講座期間
2017/07/08~2017/08/05
開講時間
10:30~12:00
曜日
土
講座回数
5回
定員
24人
講師名
北村歳治(早稲田大学名誉教授)
講師概要
北村歳治
早稲田大学名誉教授
東京大学・オックスフォード大学大学院卒。専門は金融経済学。大蔵省等をへて国際会計監査の「公益監視委員会」メンバー(2007〜14年)。著書等に『中央アジア経済』(99年)、『現代のイスラム金融』(08年)、「近年における金融分野の基調的な変化」(14年)、"Two Shock Waves"(16年)等。
早稲田大学名誉教授
東京大学・オックスフォード大学大学院卒。専門は金融経済学。大蔵省等をへて国際会計監査の「公益監視委員会」メンバー(2007〜14年)。著書等に『中央アジア経済』(99年)、『現代のイスラム金融』(08年)、「近年における金融分野の基調的な変化」(14年)、"Two Shock Waves"(16年)等。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
申込
要
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。