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アメリカ映画を読む|早稲田大学|寺地五一(東京経済大学元教員)

講義詳細
講座名
アメリカ映画を読む
大学
早稲田大学
キャンパス
中野校
概要
映画『シェルタリング・スカイ』の冒頭で、主人公の女性が旅行者(tourist)と旅人(traveler)の違いをこう語ります。旅行者(tourist)とは目的地に着いたとたんに家路につくことを考え始める人たちだが、旅人(traveler)とは出発点には戻って来ないかもしれない人たちだ。旅人とは、観光客とは違い、それまでの自分を脱ぎ捨て、新たな異界を目指す人たちのことだと彼女は言っています。旅は物理的な移動によってもたらされる魂の目覚めです。人生は旅だとよく言われますが、むしろ旅こそが人生だと言うべきなのかもしれません。かつてアメリカでは、東部から西部のフロンティアへの移動が新しい人生を約束しました。そのせいか、アメリカ人はいまでも人生のなかで10以上も引っ越しを繰り返すと言われています。アメリカ人はにとりつかれた人々です。従って、アメリカ映画が常に旅にとりつかれ、旅というテーマを探求するのは当然です。今は、アメリカ映画を旅という観点から眺めてみたいと思います。アメリカ映画の旅人は旅の果てに何を発見するのでしょうか。アメリカ映画が描く旅にどんな特徴があるのでしょうか。ヨーロッパの作品と比較しながら考えたいと思います。
会員価格
17,496円
一般価格
20,120円
講座期間
2017/10/26~2017/12/07
開講時間
10:30~12:00
曜日
講座回数
6回
定員
講師名
寺地五一(東京経済大学元教員)
講師概要
寺地五一
東京経済大学元教員
1943年生まれ。東京外国語大学卒業後、同大学院修士課程修了。著書に『アメリカ一日一言』、訳書に『ノーム』、『去年を待ちながら』、『ウッドストック--1969年・夏の真実』、『マーシャン・インカ』、『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか--語り得ないものとの闘い』、雑誌連載「私たちはなぜ先住民族について考えなければいけないか」など。長年国際交流ボランティアを続ける。

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日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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