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特別講座 語りの文化講座 -昔話のメッセージ-|國學院大學オープンカレッジ|花部 英雄他

講義詳細
講座名
特別講座 語りの文化講座 -昔話のメッセージ-
大学
國學院大學オープンカレッジ
キャンパス
渋谷キャンパス
概要
本学の「語りの講座」は、日本の伝承文化の一つである昔話を取り上げて、その実像と意義を現代に伝えることを目的として、平成14年にスタートして、今年で15年目を迎えました。今年は「昔話のメッセージ」と題して、昔話は何のために、また、何を伝えるためにあるのか、といった大きなテーマに挑むことにしました。いうなら昔話にたくされた先人からのメッセージを読み解こうという考えです。 講座の最初は、日本を代表する「桃太郎」を取り上げ、その人物像にせまってみたいと思います。鬼を退治する桃太郎の履歴を、時代を越えて調べていくことにしましょう。当然ながら、昔話は日本だけのものではなく、世界的な存在です。続いて、シベリア・ロシアの昔話世界へと足を運んでみましょう。昔話は地域や環境の変化で、驚くほど個性的な成長を遂げていることがわかります。 さて、昔話の魅力とは、大人が忘れかけている「童心」を目覚めさせてくれことにあると同時に、グローバルな現代人には遠くなりつつある、国民的な感性や物語に気づかせてくれることでもあるのです。昔話を文化としてとらえることで、新鮮な魅力を提供してくれることがわかります。 ところで、「お伽話」とは、大名に仕えた御伽衆からくる言葉ですが、それがやがて子どもの話を代表するようになったのは、聞き手の中心が子どもに移ったからでしょう。江戸時代の中ごろから、子ども絵本が盛んに刊行されるようになり、その流れは近代へと引き継がれてきました。昔話が子どもの心理や教育と深く関わって、大きな問題となってきたわけです。 そして最後は、昔話と社会の問題を考えてみたいと思います。昔話は社会とともに歩んできたことは否定できません。日本の社会が、昔話にどのような役割を与えてきたのかを、伝統的な昔話が終焉した現在から考えてみることにします。農業国日本と昔話の関係が明らかにされると思います。 昔話研究の最前線にある講師の先生からの熱いメッセージを期待してください。 第1 回桃太郎とはだれか(一)(二) 國學院大学教授 花部 英雄 第2 回シベリアの昔話(一)(二) ロシア民話研究者 斎藤 君子 第3 回昔話の魅力(一)(二) 立正大学教授 三浦 佑之 第4 回教育から昔話を考える(一)(二) 高千穂大学教授 立石 展大 第5 回 昔話と社会(一)(二) 國學院大学教授 花部 英雄 (10分間休憩あり)
会員価格
20,000円
一般価格
講座期間
2017/04/22~2017/11/18
開講時間
12:50~16:00
曜日
講座回数
10回
定員
講師名
花部英雄他
講師概要
國學院大學教授・博士(文学)。日本の口承文芸
住所
東京都渋谷区東4-10-28
アクセス
JR山手線・地下鉄・京王井の頭線・東急各線「渋谷」駅から徒歩約13分/JR埼京線「渋谷」駅新南口から徒歩約10分/渋谷駅東口バスターミナル54番のりば都営バス学03日赤医療センター行「国学院大学前」下車/地下鉄半蔵門線・銀座線・千代田線「表参道」駅B1出口から徒歩約15分/JR山手線・地下鉄日比谷線「恵比寿」駅から徒歩約15分/恵比寿駅西口ロータリー1番のりば都営バス学06日赤医療センター行「東四丁目」下車
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。