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JALの飛行機整備を間近で見られる人気の工場見学

日本航空は社会貢献活動「空育®」 の一環として、無料で「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」を実施している。見学者の数は一日約400人。希望者が殺到しているため予約が取りにくいとマニアの間では有名だ。これが公開講座で開催されている大学がある。

共立女子大学の公開講座「共立アカデミー」の「JAL工場見学SKYMUSEUM」講座では、この「SKY MUSEUM」が見学できる。この日はまず「航空教室」の座学を行ない、その後「展示エリア」での見学。最後に「格納庫見学」が行われた。格納庫が見学できるのが人気の理由のひとつ。以下のような声があがった。

「実際に整備しているところを見ることができ面白かった」
「いつもは遠くからみていた飛行機を、間近に見ることができてテンションがあがった」
「飛行機に乗る時は、筒状の通路を通って行くため今までは飛行機を近くから見ることがあまりなかったので、とても驚いた」
「父が航空業界で整備の仕事をしていたのですが、こういう仕事をしていたんだということが、今日始めてわかりました。父を尊敬できます」

見学の場所は「JALメインテナンスセンター1」東京モノレール「新整備場駅」から徒歩2分。地図で見ると羽田空港エリアの真っ只中。

見学者が入館の際に受け取り、見学中に下げるIDカード。JALのストラップとともに、終了後は持ち帰ることができる。

見学エリアの最初は「航空教室」だ。東京国際空港(羽田空港)の説明や、「どうして飛行機は空を飛ぶことができるのか」「飛行機のエンジンはどうなっているのか」などを分かりやすく教えてくれる。

仕事紹介エリアでは、運航乗務員、客室乗務員、航空整備士など、各職種毎にブースが分かれ、見て、触れて、学ぶことができる。

操縦室(コックピット)に座って、パイロット(運航乗務員)の仕事を疑似体験することもできる。写真はDC9-81型機のコクピット。1981年1月に導入され、東京~三沢、東京~大分に就航した163人乗りの機体のもの。

50メートルを超える壁面の大年表。JALの歴史を学べる。

JAL工場見学の展示エリアの端にある「制服体験エリア」JALスタッフの制服を着て、航空機の大型パネル前で記念撮影ができる。

「JALメインテナンスセンター1」から渡り廊下を経由して隣接する第2格納庫に入り、整備を行っている飛行機の見学をする。

見学者専用の赤いヘルメットをかぶったら、滑走路に隣接している第2格納庫で、実際に整備している様子や、本物の飛行機を間近で見ることができる。案内スタッフは運航乗務員、航空整備士、客室乗務員、空港スタッフなどの経験者。経験にもとづいた説明は大変興味深い。日頃見ることのない大きな飛行機や、格納庫の出入り口ギリギリから見る、離着陸する飛行機の姿は圧巻だ。

 

取材講座:「共立アカデミー JAL工場見学SKYMUSEUM」(共立アカデミー )
文・写真/奈良 巧