『大鏡』を読む(4)

明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
日向一雅/高橋麻織

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講義詳細

講義詳細
講座名
『大鏡』を読む(4)
大学
明治大学リバティアカデミー
キャンパス
駿河台キャンパス
概要
本講座では、前回の続き「師尹伝」と「師輔伝」を読みます。「師尹伝」では敦明親王の東宮退位事件に紙幅が割かれます。世次の語りを聞いていた侍が異議を唱え、事件の真相を暴露するという構成になっており、歴史語りの多面性が窺われます。師尹は安和の変の首謀者とされることから、『大鏡』では一貫して否定的な描かれ方がされているといえます。また「師輔伝」では、道長の祖父にあたる師輔の一族がどのように発展したのか、女御安子の存在や安和の変、冷泉帝の出現などを軸に語られています。史実を踏まえ、『栄花物語』との違いを明確にしながら、道長の栄華への道のりを読んでいきたいと思います。
会員価格
16,000円
一般価格
講座期間
2017/9/27~2017/11/29
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
7回
定員
30人
講師名
日向一雅/高橋麻織
講師概要
日向一雅(ヒナタカズマサ)明治大学名誉教授、(一社)紫式部顕彰会理事、コーディネータ東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語東アジア文化の受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
高橋麻織(タカハシマオリ)明治大学文学部兼任講師1980年岐阜県生まれ。明治大学文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書は『源氏物語の政治学ー史実・准拠・歴史物語ー』(笠間書院、2016年12月)。主要論文は「『源氏物語』桐壺院の〈院政〉確立―後三条朝における後宮と皇位継承の問題から―」(『日本文学』第58巻第9号、2009年9月)、「『源氏物語』冷泉帝主催の七夜の産養―平安時代における産養の史実から―」(『中古文学』第93号、2014年5月)など。
住所
東京都千代田区神田駿河台1-1
アクセス
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩3分/東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅2番出口より徒歩3分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B1出口より徒歩5分/都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5出口より徒歩5分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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