説話で読む神々の世界―沙石集 その2

神奈川大学
KUポートスクエア
平沢卓也(早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員)

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講義詳細

講義詳細
講座名
説話で読む神々の世界―沙石集 その2
大学
神奈川大学
キャンパス
KUポートスクエア
概要
中世に編まれた説話集には、神や仏に関する霊験譚が少なからず収録されています。我々は、こうした説話を通して、当時の人々の生き生きとした信仰の姿を知ることが出来るのです。とりわけ、無住(1226-1312)によって著された『沙石集』は、中世説話の白眉といわれ、多くの因果応報譚や往生譚などを収める、宗教説話の宝庫といっていいでしょう。無住は、特定の宗派に偏らない、幅広い知識をもった諸宗兼学の学僧でした。
『沙石集』には様々な神仏説話がみえますが、なかでも巻一は、神々にまつわる物語を集めており、それらは中世の神祇信仰、神仏習合思想を考える上で、極めて重要な説話であるといっても言い過ぎではありません。
本講座では、前回に引き続き『沙石集』の読解を通して、中世における神々の世界を探っていきたいと考えています。今回は、巻一所収の全十話のうち、後半の第七話から第十話までを、五回にわたって読み進める予定です。説話本文はプリントで配布し、読解に必要な神話や仏教思想、あるいは神社仏閣に関する情報などは、関連資料や図版をみながらその都度丁寧に解説致します。また、前回の講座(その1)を受講されなかった方でも理解できるよう、初回に『沙石集』を読む上での基本的な知識と、第一話から第六話までの内容について説明いたします。是非ご参加ください。
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2018/05/16~2018/06/13
開講時間
13:00:00~14:30:00
曜日
講座回数
5回
定員
30人
講師名
平沢卓也(早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員)
講師概要
1967 年東京都生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史、神仏習合史。論文に「山王の受戒―中古天台における神祇観の一斑―」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)、「変容する神仏関係―寛文・延宝期の伊勢神宮―」(『説話文学研究』49)などがある。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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