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腸がよろこぶ*ピーマンの肉詰め*

ピリ辛で、ご飯のおかずにもおつまみにも最適。発酵食品のキムチは腸内環境を整え、ピーマンに豊富な食物繊維とともに便通を改善します。夏バテ防止&改善にもってこいの一品。

◎材料(2人分) 

ピーマン 3個
豚ひき肉 150g
白菜キムチ 80g
小1個
Aごま油
しょうゆ
各少量
小麦粉(または片栗粉) 少量
サラダ油 適量
大さじ1

【作り方】
(1)ピーマンは縦半分に切り、へたと種を除く。キムチはみじん切りにする。
(2)ボウルにひき肉とキムチ、卵を割り入れ、Aを加えてよく練り混ぜる。
(3)(1)のピーマンの内側に小麦粉を薄くふり、(2)の肉だねを等分してスプーンで詰める。
(4)フライパンにサラダ油を中火で熱し、(3)の肉だねを下にして焼く。こんがりと焼き色がついたら酒を加えて蓋をし、弱火で3~4分蒸し焼きにする。火が通ったらでき上がり。

 

[ピーマンはこんなにエライ]

夏は野菜が不足しがちで、疲労がたまりやすい時期。旬のピーマンをたっぷりとることで夏の不調を軽減できます。

ピーマンには、βカロテン(ビタミンA)、C、B1、B2、D、P、鉄やカルシウムなどのミネラルも含まれています。とくに豊富なのが、細胞の働きを活性化して免疫力をアップさせるビタミンAとCが。ビタミンAは100g中150IUでトマトと同程度、ビタミンCは100g中80㎎でレモンの約2倍と、栄養価がとても高いのが特徴です。

βカロテンは体内に入るとビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を強くしたり、目の健康にも欠かせません。脂溶性なので、炒め物などや肉などと合わせ、油と一緒に取ることで吸収率がぐんとアップします。

一方、ビタミンCは老化の原因となる活性酸素を除去するパワーが高い抗酸化ビタミン。ストレスへの抵抗力を高めたり、動脈硬化や心疾患を防ぐのにも効果を発揮します。熱に強いので、加熱調理しても栄養が損失しにくいのがメリット。

そして、ビタミンCの働きを高める働きをもつビタミンPは、毛細血管を強化。高血圧の予防・改善や、コレステロール値を正常に保つ働きもあります。

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■監修■石原新菜
いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。​わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。

 

取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室