まなナビ

知っているつもりのパソコンをもう一度学んでみたら

谷口美奈子さん(77歳)/千葉県/最近ハマっていること:童話を創ること

 私がパソコンを始めたのは1995年、まだWindows3.1の頃であった。
 仕事でもまだあまり使われてはいず、単なる主婦の趣味としてやっている人は周りにはおらず、本を読んでの独学と市やメーカーの無料講習会をせっせと受けての実践だった。
 各講習会もパソコンが初めての人たちを対象としていたこともあって、ローマ字とかな入力を両方とも同じように説明してくれたので、私はもちろんかな入力を選んだ。
 それでも、はがきや手紙類はもちろん、家計簿、医療控除などの書類は何とかこなしていた。初心者用のパソコン誌もかなり読んだ。
 おかげで医療費控除では片端から、入力しても簡単に病院別、個人別、日付順に並べ替えて集計することもできるようになったし、ホームページ、ブログも作った。
 レタッチソフトを使って凝った年賀状を出したりもした。
 家計簿も私にとって必要な項目を使いやすいように自分でExcelを駆使(?)して作った。
 そうやって、私としては私にとって必要なことは全部できるつもりだった。
 ただ、定年退職後、ただ一つの趣味だった釣りも体力的に無理になってから、毎日、何もしない夫がぼけるのではないかと気にかかり、市民大学のパソコン学科を強く勧めたが、嫌だという。
 それなら、私も一緒に通うことにして、やっと承知させ、二人で申し込んだ、ところが希望者多数のため、抽選で私だけが当たり、夫は外れてしまった。
 私としては、わかっていることを習うのではという抵抗はあったが、一年に1万円の授業料だしと思って通い始めた。
 最初に困ったのはローマ字入力、しかし、パソコンの操作には慣れていたこともあって、入力の遅さは何とかカバーできた。
 びっくりしたのは私は時間はかかっても不自由はしないからと最初に覚えた方法でやっていたのに、最近のバージョンではもっと簡単に機能を呼び出せる方法があるということを知った。
 いつもレタッチソフトを使ってやっていたことがwordでもできることを知ったり、やっぱり受講した甲斐はあった。
 夫にそんな話をしたら、夫も民間のパソコン教室に通い始めたが、そこは明らかに儲け主義。
 そんな時に商工会議所の口座の案内を見て、二人で説明を聞きに行った。
 一人一人の能力に合わせてくれるし、最初の診断テストでできることは飛ばしてくれるという。そこで今度は二人で通い始めた。
 夫は基礎からやっていたが、私はWindowsやwordの基礎は飛ばして自由に選べたので写真、図形、描画関係を選んで受講したおかげでかなり使いこなせるようになり、最新のWindows10を買って楽しいパソコンライフを送っている。
 最初のパソコンですべて自分一人でやってきた経験から、Windows10も無線ランも独力で設定できた。古いやり方にとらわれることなく、常に最新の方法をと心がけている。
 これらのことは市民大学で、また、商工会議所の講座で学びなおした結果で良かったと思っている。
 それがなかったら、相変わらず、最新の機能は使わず、回りくどい方法でやっても、パソコンを使いこなしているつもりだったのであろう。
 パソコン関係の雑誌も初期のことは夢中で読んでいたが、一通り使えるようになると、必要ないと思っていたが、再び、最新の記事を求めて読み始めた。
 世の中は常に進歩している。一度学んだからとできるつもりにならずに学びなおしが必要であるとつくづくわかった。