60才以上世代、貯蓄何年で尽きるか計算するには?

【連載】老後のお金、大丈夫?その4

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増やそうとしても損をすることも

60代以上で働かずにお金を増やすには、今持っているお金を運用するしかありません。ところが、投資の場合は確実に増えるものばかりではありません。損をすることもあります。

しかし、なかなか自分だけで選ぶのは難しいもの。だから、信頼できる的確なアドバイスをしてくれる人がいるのが望ましいでしょう。できれば、身内など近しい人でお金のことがわかる人に相談するなど、運用する際は騙されたり損をしたりしないように気をつける必要があります。

保険も上手に使いましょう。大病をしたり認知症になったときのお金を現金で備えておくとなると、そのお金はそうなるまで使えないお金になります。この部分は保険で備えておけば、手元にあるお金は使っていいという判断ができます。

また、自宅を担保に銀行からお金を借りるリバースモーゲージという仕組みがあります。自宅に住みながら老後資金に使う融資が受けられ、契約者が亡くなったあとに相続した人が融資を受けた分を返すか、自宅を銀行に引き渡す形で精算できるというものです。自宅を引き継ぐ子どもがいない場合などに活用できます。

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学びと私コンテスト

【まずやってみたいこと】 現在の貯蓄額を毎月の赤字額で割ってみよう。貯蓄がどのくらいで尽きるのか、知ることが大事。

アドバイス:志村直隆(ファイナンシャルプランナー/がん治療コンサルタント/2017 MDRT終身会員)
取材・構成:生島典子(フリーライター) イラスト:とげとげ。

 

 

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