外国人が日本語講座で納得する便利であいまいな語尾

外国人向け日本語講座@上智大学公開講座

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この日の参加者は、アメリカ、イギリス、ペルーなど様々な国から来た方たち。日本滞在年数も数ヶ月から数年までさまざまだ

「~したり」は結構むずかしい

「では、これらの行動を〈~したり〉でつないでみましょう」と先生。前記3つの行動をつなぎあわせると、

「温泉に行ったり、家でたくさん寝たり、友だちとカウントダウンをしたりしました」

となる。ここポイントとなるのは、「たり」でつなぐには、それぞれの動詞の形を変えていかなければならない点。受講生は、動詞によって変化の形に違いがあることを学んでいく。英語だって、「-ed」を付ければいいってものではなかったように、日本語も、なかなか複雑なのである。先生お手製のカードを使って、二人一組で声を出して確認しあう。

 よむ→よんだ
 あそぶ→あそんだ
 べんきょうする→べんきょうした
 とる→とった
 まつ→まった
 つくる→つくった
 いく→いった
 いそぐ→いそいだ

日本語の動詞変化にもいろいろあるんだと気づく。

「たり」は便利な日本語!?

次に、動詞を使った応用を学んでいく。例えば以下である。

「V(動詞)たり、Vたり、Vたり したいです/したくないです」
「Vすぎます/すぎました」

「~したい」を学ぶに当たり、先生から「今年のレゾリューション(決意)は何ですか」という質問が投げかけられる。

「貯金をしたり、日本語を勉強したりしたいです」
「煙草をやめたいです」

などの回答が続く。勉強熱心な受講生たち!

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