塩昆布とおろしにんにくで、切って混ぜるだけのキャベツが大変身!

老けないおかず

キャベツを生でたっぷり食べられ、抗酸化作用のあるイソチオシアネートや、胃粘膜を守るビタミンUが効率よくとれるメニュー。塩もみで歯ごたえがよく、よくかむことでダイエット効果や免疫力アップにも◎。

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生のキャベツがもりもり

キャベツを生でたっぷり食べられ、抗酸化作用のあるイソチオシアネートや、胃粘膜を守るビタミンUが効率よくとれるメニュー。塩もみで歯ごたえがよく、よくかむことでダイエット効果や免疫力アップにも◎。

◎材料(2人分) 

キャベツ 1/4個
小さじ1/3
ごま油 小さじ2
塩昆布 ひとつまみ
おろしにんにく 少量
粗びきこしょう、炒りごま 各適量

【作り方】
(1)キャベツはざく切りにしてボウルに入れ、塩をふってもみ、水気を絞る。
(2)(1)にごま油、塩昆布、おろしにんにくを加えて混ぜ、なじんだら器に盛り、こしょうと炒りごまをふってできあがり。

 

[キャベツはこんなにエライ]

キャベツには、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンU、ビタミンK、食物繊維など、栄養がぎっしり。老化防止や、がんなどさまざまな病気を防ぐ抗酸化作用は、野菜の中でもトップクラスです。

キャベツに代表されるアブラナ科の野菜に含まれる酵素・イソチオシアネートは、特に抗酸化力が高く、がんをはじめ、心臓病などを予防する働きが高いと認められています。

また、キャベツに豊富なビタミンUの別名はキャベジン。おなじみの胃薬の名前は、ビタミンUに由来しています。胃粘膜を修復・保護する働きがあり、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効くだけでなく、二日酔いを予防します。

ビタミンKは、骨にカルシウムが沈着するのを助けるので、カルシウムと一緒に取ることで骨粗鬆症の予防にも効果が。

イソチオシアネート、ビタミンC、ビタミンUは熱に弱いので、生でよくかんで食べることが大切ですが、加熱してもそのほかの栄養がたっぷりとれるので、さまざまな調理法でバランスよく取り入れましょう。

■監修■石原新菜いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。​わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。

 

取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室

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